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フリーランスライター 須田稔さん

文 小林 毅


2015.04.21

須田さんはフリーのライターとして医療医療関連の執筆を中心に精力的に活動されています。最新の医療事情や、医師不足、そして病院経営など幅広くお話を伺うことができました。

ホライズン・コンサルティング小林(以下H):本日はライターの須田さんのお話を伺います。須田さんの現在のお仕事について教えてください。

須田氏(以下S):はい、現在私はフリーのライターとして活動しております。大きく言いますと2つの柱があります。まずは医療関係に関する仕事です。もう一つは、個人の出版に対するライティング作業です。売り上げのほとんどが医療関係の仕事で、特に製薬会社からの依頼で対応する業務が大きいですね。また、医療機関に対する経営支援にも携わっています。

H:まずは製薬会社に関するお仕事について教えてください。

S:全国で一年間通してたくさんの学会があります。例えば、整形学会、外科学会などですね。これは最先端の医療に関する治験について、専門医が医師相手に発表する講演なのですが、製薬会社はこれに協賛するのです。

私は、その学会で発表される内容を聴講し、内容をまとめ、製薬会社が作る冊子やパンフレットに寄稿するのです。

H:面白いお仕事ですね。これは直接須田さんに依頼が入ってくるのですか?

S:基本的には広告代理店が受注します。私はその依頼を受けて、行動するという流れです。依頼は特に春と秋に集中し、日本全国を回ります。

H:医療系の学会となりますと、医師が医師に対して行うのですよね?専門用語が飛び交う、とても高度な内容であると思います。須田さんは長年の経験がありますが、日進月歩の医療分野についていくのは大変ではないでしょうか。

S:確かにそうですね。医療技術の発展は目覚ましいものがあります。ただ私は長年この業界に携わっているので、ある程度のカンが働きます。例えば、学会での講演を録音し、文章として起こす作業がありますが、医師向けに話をしているので、講演者は途中色々と省略しながら話をすることがあります。そのまま文章で起こしても、内容が薄いと判断すれば、その医師の過去の論文であるとか、文献などを検索して、私が補足して内容をフォローすることもあります。

H:えー!それはとても大変な作業ですね!専門用語など、ただでさえ難しいと思いますが、須田さんは更に踏み込む訳ですね。

S:そうですね。今何気なく言った言葉は、とても重要だな、そう察知すれば、その先生が書いた他の論文などを引っ張ってきて、補足説明をしています。

私はどの症例も理解しながら書くようにしています。とても煩雑な作業でもありますが、長年この分野で仕事をしてきましたから、過去の事例や経験などで、詳細に文章を起こすことができるようになりました。

H:学会は海外でも行われると思いますが、そちらにも同行されるのでしょうか?

Sはい、依頼があればどこにでも飛んでいきますよ(笑)。先日も、ドイツとアメリカに行ってきました。とてもハードなスケジュールでしたが、面白かったですよ。

H:海外での学会となると、すべて英語ですよね?その場合はどうされるのでしょうか?

S:おっしゃる通り、すべて英語になります。でも作業は同じです。録音して、文章に起こして、冊子としてまとめます。当然難しい表現などもあるので、翻訳家のお手伝いは受けることもあります。

H色々な学会があると思いますが、難易度は変わりますか?

S:そうですね、講演によって難易度は違います。例えば、がんの領域などの治験はとても難しいですね。常に最新技術が出てくる分野ですから、キャッチアップが大変です。

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