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学歴詐称をする人たち

文 小林 毅


2016.07.19

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現させる人材コンサルタントの小林毅です。

前回、経歴詐称をする人たち、というコラムを書きました。今回はその続編で、学歴詐称する人たちについてです。

卒業していない学校を職歴書に書く人というのは、日本人であればあまり例がありません。解釈の違いで、知らず知らずのうちに、経歴詐称となった人は一定数想像はできるのですが、学歴についてはほぼなく、もしあればそれは確信犯でしょう。

例えば、大学等を中退する人がいます。金銭的な理由や家庭の事情、本人のモチベーションなども含め、卒業をしなかった人達です。正当な理由があったとしても、やはり劣等コンプレックスがあり、できれば隠したい、触れたくないという歴史です。その中退の事実を伏せ、卒業してしまったと書く人がいますが、これは完全にアウトですので注意が必要です。

最近はバックグラウンドチェックも企業が公に行うようなケースも増えてきているので、すぐばれる嘘は、自分の人生すら狂わせることがあるので、絶対にやってはいけないのです。

ただ、この学歴詐称も、スケールが違うケースがあります。

先日、某経済番組を観ていたところ、中国で卒業証明書を偽造するサービスが横行してる、という内容を放送していました。それも、在籍していた学校ならまだしも、まったく通ったことがない大学でも、平気で偽造するというのです。

「あなたはどこの大学だい?スタンフォード大学ですか、それなら料金は○○元です。オプションをつけるとより本物っぽくなりますよ!」

嘘のような本当の話ですが、これは私が以前在籍していた会社で、入国ビザのサポートをするときからあった話でした。今から15年以上前の話です。

当時と比べ、中国もすごく発展していて、ビザについても緩和措置がされていますから、その問題は既に無くなっているのかと思っていたのですが、今なお、そのあたりの街の露店で横行していると聞いて、びっくりしました。

そのようなことが採用の現場では繰り返されているので、人事担当の方は苦労が絶えないのです。採用時、なぜリファレンスチェックを行うのか、バックグラウンドチェックを行うのか、という疑問を持たれる方も多いと思いますが、このような事例で苦労している採用の現場を理解いただければ、納得いただけると思います。

学歴詐称、経歴詐称は、グローバル化が進むにつれ、益々横行するでしょう。人を疑うことが前提の性悪説は、ビジネスの現場ではスタンダードになりつつあります。たぶん、大丈夫だろう、という考えが通用しなくなるのです。

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