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劣等性と劣等感と劣等コンプレックス

文 小林 毅


2016.10.05

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現させる人材コンサルタントの小林毅です。

アドラー心理学は人材紹介業をやっていてとても参考になります。

多くの候補者に出会うと、10人いれば10人違う考えを持っていると感じるのですが、突き詰めると、ある程度プロファイリングできます。その中で、劣等感を持っている人がとても多いと感じています。そしてそのため前向きになれないという状況を作り出しています。

私も相談を受ける際、傾向値やら過去の事例などでそれなりのアドバイスをしてきましたが、改めて体系的に心理学を勉強してみると、より具体的となり、説明もクリアになってきました。

この劣等感は細分化すると、劣等性、劣等感、劣等コンプレックスに分けられます。

劣等性とは、背が低い、目が悪いなど具体的事実として劣っているものとなります。よって、学歴が低い、性別、年齢、国籍など転職活動に不利になることは劣等性と位置付けられます。

次に劣等感ですが、この劣等性に対して主観的にそう思う、ということです。つまり、背が低いや学歴が低いなどのために自分は劣っている、と感じることです。逆に言えば、背が低くても、学歴が低くても、それに劣っていると感じなければ、劣等感はないとなります。劣等感はあくまでも主観的なものです。例えば、他人がみて太っていないと言われても、自分が太っていると思えば、それは劣等感になるのです。

そして劣等コンプレックスは、その劣等感を言い訳にして、人生の課題から逃げ出すことを指します。転職活動が上手くいかなのは、自分は学歴が低いからだ、年齢が高いからだ、性別のせいだ、などと言い訳をしていることです。確かに、これら理由で落選することはとても多いですが、そこを拠り所にして課題から目線を背けても、何も解決しません。

日本の大手企業は、転職組に対してネガティブです。そして学歴でフィルターにかけますし、年齢制限も厳しい。その事実を知ったうえで、自分が勝負できるのかどうか、を分析して考えることが必要です。勝算があれば、チャレンジしてみるべきですが、そこで落選したとしても、劣等コンプレックスで解決してはいけないのです。

劣等感を持っていても、それをバネにして頑張れる人は、劣等コンプレックスを持っておらず、客観的事実を踏まえ、未来志向です。重要なことは、自分を形成してた変えられない過去に劣等コンプレックスを持つことではなく、今後どうありたいかという目的をしっかりと持つことです。

今まで評価され続けていた人が、ある時期から急に評価されなくなることがあります。その場面に直面したとき、そのような方はとても不安定になり、自暴自棄になります。そして劣等コンプレックスを持ち、真の課題から逃避するようになり、戦わず妥協するのです。私はこのようなケースでキャリアを落とされた人をたくさん見てきました。マインドセットが出来ず、自分の人生を棒に振ってしまってはとても残念ですからね。

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