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負の注目を集める人

文 小林 毅


2016.10.06

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現させる人材コンサルタントの小林毅です。

私は人材紹介業という仕事柄、多くの人たちと出会い、交流してまいりました。そこで感じるのは、人っておもしろいな、ということです。

予定調和という言葉がありますが、こと人に関しては、期待通りにいかないことばかりです。恐らくその根底には、人は義ではなく、利で動くもの、ということがあると思います。その人にとって、一体何が利なのか、という目線なしには、ビジネスでの人づきあいは難しいものとなります。

ここを履き違える人の傾向は、自分は利で動いているにも関わらず、相手には義を求める、という思考と行動です。ビジネスではWin-Winという考えがありますが、これは、双方にとって利益があることを指します。人材紹介業で言えば、三方良し、ですかね。いい人材が採用できれば企業は喜びますし、いい仕事に就ければ、候補者も喜びます。そして紹介手数料を貰うことで紹介会社も喜びます。ハイスペックで給与が高いポジションであれば、尚この傾向は強くなります。

何に対して利を求めるのかは各々にあると思いますが、相手にメリットを与えられない限り、ビジネスとしては破たんしていると私は思います

今まで出会った中で、相手に対して過度に義を求める人たちがいました。一人ではありません。かなりの人数です。
このような人たちの行動パターンはおおよそ以下の通りです。

承認欲求がとても強く、自分が努力すれば必ず報われると思っています。優れた自分は評価されて然るべき、という考えで、これは心理学では「優越を求める努力」と言います。しかし自分の努力が上手くいかないと、今度は別の切り口を考え、評価されるポイントを作り出そうと躍起になります。
しかし、このような方は期待値ほど認められません。そうすると最後は、負の注目を集めようとします。

候補者でいうと、やたらコンサルタントに絡んでくるような人達です。こんなに努力している自分が、なぜ上手くいかないのか?ということで、不平不満などをぶつけて挑発してくるのです。

心理学的に言えば、人は褒められるという正の評価が得られないとわかると、叱られるという負の注目を集めようとするそうです。かのマザーテレサは、「愛情の反対は無関心だ」と言ったそうです。無視されるくらいなら叱られた方がいい、このように考えるのです。このような態度をするのは子供ですが、大人になっても残る人がいます。

負の注目を集める努力をした瞬間、その人から人は離れていきます。小さくても、正の注目を集める努力をしなければ、誰も助けてくれないのです。
コンサルタントも人間です。話をしたくない人とは距離を置きます。まして、攻撃してくるような人とは関わりたくないと思います。人生をみじめにする方向への努力はすぐに止めるべきです。そして、相手に対して自分が提供できる利とは何かを考える思考を持つべきだと思います。その努力の先に、必ず成功のヒントが見えてくるはずです。

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