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居心地の良さのみを求め、学びを止めてはいけない

文 小林 毅


2016.11.01

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現させる人材コンサルタントの小林毅です。

先日とある戦略系コンサルティングファームの会社説明会に参加してきました。その説明会には社長自ら出馬し、説明会に来た候補者向けに自社の事業方針や今後のビジョンについて熱弁されていました。

私は経営者が語るこのような場ほど、有意義な時間は無いと思っていて、今回も期待して伺いましたが、それ以上のものを得ることが出来、とても勉強になりました。

人材紹介業の良いところは、このような場に触れる時間が多いことでしょう。通常であれば会えないような人にも出会え、そこで刺激を貰うことができます。コンサルタントたるもの、その会社と同じように語ることが出来なければ、求職者に訴えることはできません。日々知識の構築は大切なのです。

さて、その説明会は勉強になることのオンパレードだったのですが、その中でとても良かったことを紹介したいと思います。

社長が求める人材像をホワイトボードに書いたのですが、このような働く姿勢を持った人に来てほしいという内容でした。人の気持ちは、落ち着いていて居心地がいい状態が無ければいけません。これをComfortとしました。

しかし、その場に留まっていては、知識労働であるコンサルタントとしての成長は見込めません。よって、常に学ぶ気持ち、Learningが大切なのである、と。

そのバランスを、Comfortを30%、Learningを70%という方に来てほしい、ということでした。これを怠ると、混乱状態、Panicに陥り、この組織には不適合な人物となってしまう、という説明でした。

常に学ぶ姿勢が無いとついていけない、安定したいという気持ちが強い人はミスマッチであるということです。コンサルティング会社は、クライアント企業に無いソースを外部調達ということで賄うことを前提としていますが、それはすなわち、時間を買うということです。クライアント企業よりも知識と経験が求められるし、新しい情報を持っている必要があります。一か所に留まって、安住するような人は向いていないのです。

その話を聞いて、これは今の転職マーケットに言えることだな、と思いました。

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私も、Comfortは大切だと思います。この状態が無いと、何のために働いているのかが見えなくなり、最悪自分をつぶしかねないと考えます。しかし、Learningを怠ると、脳は停止状態となり、ひいては自分の価値、Valueを損なってしまうと思うのです。古い知識は錆びれてしまいますし、脳が活動していないと細胞が死んでいきます。大手企業に入って安泰と考え、情報収集を疎かにする人や学ぶことを止めてしまった人は、間違いなく自分のValueを下げてしまっています。

私はComfortに安住して努力を怠った人が直結するのがPanicだと思います。

例えば、業績不振のためリストラを敢行することになったとき、居心地の良いところにしかいなかった人が真っ先に対象となりますが、総じてみなさんPanicになっています。Panicになっていない人は、恐らく企業からいいように言われ、Panic状態を麻痺させられているだけです。

今の日本は仕事を選ばなければ何かしらの仕事を得ることができるので、大きな問題になっていないのですが、韓国のようにならないとは言い切れません。このコラムを読んでいただいた方は、今こそ自分の価値とは何かを真剣に考えてみてください。考えた人はそれだけで他者よりもアドバンテージがあるのです。そして理想の環境を得るための努力を続けて欲しいと思います。

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