afb76d6db28dda7a9d893fbc2663ab47_s

知財意識を持つことの大切さ

文 小林 毅


2017.02.08

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする人材コンサルタント、ホライズンコンサルティング小林です。

最近、知的財産権についての報道が目立ちますね。商標登録については、PPAPを全く関係ない会社が申請したということが大きな話題になっています。この商標権については、私も法務部の転職をサポートする関係上、意識をしていました。

ある法務部長に、何か事業を始めるときは、商標登録は同時進行でやらなければダメ、とご指導を受けたことも大きかったです。そのため、私は会社名とキャリアホライズンについては、商標登録をしています。上手く軌道に乗ったときに問題になることは面倒ですからね。

この商標権については何度か大きな問題となっています。過去に中国で、安室奈美恵という名前の店舗があったのですが、本人には全く関係ない会社が運営していたのでした。当時、安室奈美恵さんは、中国では商標登録していなかったので、この点が弱みになりました。それでも全く関係ないところが利用するのはいかがなものか?とマスコミも騒ぎましたが、最後には中国の店舗は、漢字は中国の文化だから、日本人にとやかく言われる筋でない、我々の文化を勝手に利用しているではないか、という開き直りもありました。

タレントの名前も過去に問題になりました。加勢大周さんが事務所の方針についていけず独立したとき、事務所は独立したら名前は使用させないとしました。さらに、類似の名前も使用させまいと、いろいろな加勢大周を登録していました。加勢大周は芸名で、事務所が使用権を主張するのはまだ理解できますが、最近本名である能年玲奈さんが独立した際、芸能活動するときは使えないということになり、のん、という名前で活動しなければいけない問題もありました。

このようなとき、日本人は感情的に反応しがちです。加勢大周問題も世間の声に負け、最終的には事務所が折れる形になりました。しかしPPAPを申請した会社は、そういった日本人の意識を変えたい、という旨を言っていました。それは詭弁だろう?と思いつつも、ある面正しいと思ったりします。自分の権利を主張するならば、抑えるべきものは抑える必要があります。不動産登記と同じです。

同様に、著作権問題も良く目につきます。森のくまさんの替え歌然り、ポールマッカートニーのビートルズ著作権の権利獲得訴訟然りと、何かと話題です。

2月3日付けの日経新聞には、音楽教室で使う楽曲にも、演奏したということで、ロイヤリティを要求するという記事がありました。音楽教室としては、その分月謝に上乗せするので生徒が来なくなる、と猛反発しているようですが、作曲者からすれば、権利としては主張したいところです。

コンテンツを持つ企業は、このような知的財産を戦略として全面に出して利益を得るようなビジネスモデルも目立ってきました。オリジナルの保護、という立場からすると、二次使用などについては、厳格に対応してほしいというところでしょう。

いろいろとうるさい、窮屈な世の中になった、という声もありますが、権利を守るにはしっかりとした根拠が必要ということです。それを怠ると、その隙に付け込もうとする人たちもいる、ということを理解するべきなのです。

HOME » 転職コラム » » 知財意識を持つことの大切さ

top