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新卒採用に見る、常識とマナー

文 小林 毅


2017.03.09

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現する、人材コンサルタントの小林毅です。

私は採用側の立場も勉強したいため、この時期になると新卒採用のお手伝いをしています。会社説明をすることもあれば、簡単な受付業務を行うこともあります。

その際、わずかな時間ですが学生の良し悪しがわかる瞬間があります。学生は気付いていないことだと思うのですが、採用する目線でみるとこれは無いな、と感じるのです。もし学生がこのコラムを読む機会があれば、その人は運が強いと思います。ベーシックなこともありますが、是非気を付けてほしいと思います。

 理解力の欠如

企業はセミナー参加する際、参加表を持ってきてほしいと学生にリクエストしています。にも関わらず、プリントアウトしてこない学生が1~2割程度います。持ってこない学生の中で、プリンターが壊れた、という方もいますが、ネット社会だから画面を見せればいいではないか?という態度の学生もいます。前者は、次回は気を付けましょうという感じですが、後者は採用すると危ないですね。上司の言うことを聞かず、同じ失敗を繰り返すタイプでしょう。これは理解力を試すものです。ちゃんと持って来て下さい、と言っているのに、必要ないだろう、という個人の判断をされると、理解力が欠如していてこの会社では難しいという結論を出されてしまいます。コミュニケーション力以前の問題です。

そんなにも会社に合わせなければいけないのか?と反論するかもしれませんが、そういう学生もリクルートスーツで来ているので、説得力がありません。尖がるならとことん尖がったらどうでしょう?

過剰な質問

企業の人事担当に質問するとき、福利厚生面やキャリアパスばかり気にする学生がいます。資料に書いてあるし、セミナーでも話をしています。しかもまだセミナーの段階で、面接も始まっていません。簡単な疑問点の確認程度ならいいと思いますが、5分も10分も人事担当を捕まえて聞いている学生がたまにいます。熱意を伝えているつもりかもしれませんが、企業によっては不採用です。空気を読めない、という感じですね。多くの学生が集まっているところで、ずっとあれもこれも、という質問を繰り返していると、もううんざりです。何か仕事面で面白いことを言っているな、ということであれば別ですが、待遇面のことばかり気にしていると厳しいと思います。

 基本的なマナー

この時期、まだまだ寒いので、コートを着用している人が多いですが、セミナー会場までコートを着ている学生がかなり多いことに驚いています。企業訪問のときは、基本、エレベーターに乗る前、少なくとも受付前にはコートは脱ぐのが常識です。それをずっと着たまま受付まで来るのが悪くないと思っているのでしょう。

リクルートスーツを着る前に、まずマナーを覚えてからだろう?と思います。

逆に、しっかりとコートをたたみ(裏生地を見せて)落ち着いて受付をする人がいたら目立つくらいです。私はその学生の名前はチェックします。ここは常識の範囲ですが、何となく育ちの良さなどもうかがい知る瞬間でもあります。企業は素直でいい子は欲しいですからね。

 論外の人

受付で名前を名乗らない学生が結構います。これって基本中の基本なのでは?と思ってしまいます。敢えて「お名前は?」と聞くと、○○大学の○○と申します、と言える人もいれば、○○(例えば、小林)とぶっきらぼうに言う人もいます。なんだこいつ、と思い、名簿を見ると、残念ながら中堅以下の大学だったりするのです。大学名で負けているのに、人物でも負けたら勝つところないじゃん、と思ってしまいます

新卒採用の基準は、大学名と人柄です。経験などないし、サークル活動の話なんて聞きたくもないほど低レベルです。それよりも、熱心に会社のことを勉強していて、自分が入社したらどんな仕事をしたいか、どんなことを実現したいかのほうが重要だと思います。

基本的な姿勢が、『内定を取ることが目的』となっているので、目立たないようにしているのかもしれません。そうなると、上記で触れたことがマイナス評価となるのです。プラス要素を捨てる戦略を取っているならば、マイナス評価につながることは出来るだけしないようにと思います。

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