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今を戦えない者に、次とか来年とか語る資格はない!

文 小林 毅


2017.03.21

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

タイトルの「今を戦えない者に、次とか来年とか語る資格はない」と言ったのは、イタリアのサッカー選手である、ロベルト・バッジョです。彼は、イタリアのスーパースターでありますが、栄光と挫折の人生を歩んできた、いわば苦労人でもあります。

栄光と言えば、ファンタジスタと呼ばれ、イタリア代表のエースとして3度のワールドカップに出場、欧州最優秀選手受賞など数限りありません。一方挫折と言えば、米国ワールドカップにおいて、決勝戦でのPK失敗、それにより国民から戦犯にされたこと、右膝十字靭帯断裂という大けが、移籍先においての不遇など、挙げればきりがないくらいです。

通常、これだけのスターならば、もう少し所属クラブやファンから大事にされてもいいと思うのですが、偉大すぎるその存在が故、期待を裏切られた時の失望の反動が大きく、とてもつらい経験をしてきたと思います。好きと嫌いは紙一重、ということですね。そんな苦労人バッジョは、数多くの名言を残しているのですが、私は特にこの言葉が心に沁みています。

よく、自分の現在の不遇を嘆く人がいます。その癖いざという時は、出来ない理由をこれでもかと並べるのです。言い訳のプロフェッショナルか?と思うくらいです。他責傾向にあるこのような人たちに私はたくさん出会ってきました。

不遇な環境について100%否定するつもりはないし、実際そういうことが多いのが人生なのだと思います。社会で生きる限り、周りからの影響は常に受け、自分の思った通りに行かないことに同情してしまうこともしばしばです。

私にも心当たりはあります。10年前まではこんな感じの人間で、自分の中では絶対的な価値があり、その基準に合わない人たちを批判したり、非難したりしていました。今思うと何ともつまらない男であったかと思います。

なぜそこまで卑屈な人間だったかというと、情報不足で客観性が無く、自分自身がどういった目で見られているかを意識していなかったこと、そして、自分の能力を過信していたことなどが挙げられます。それが人材ビジネスに携わり、多くの候補者に出会ったことで変わりました。

私の扱う法務系人材は、学歴も高く、大きい会社で活躍している方ばかりです。多くの時間勉強をし、努力を積み重ねています。そのような人を目の当たりにすると、自分の絶対的な価値観など吹っ飛んでしまいます。自分が優秀なんて、恐れ多いとさえ思えてきます。

しかも、優秀な候補者であればあるほど、すごく謙虚です。自分はまだまだであり、優秀な方はもっと多くいるとおっしゃります。このような方は、日々勉強していることを自慢することはありません。プロフェッショナルだから当たり前のことだと爽やかにおっしゃいます。自分の限界点を決めておらず、物事に対し常に前向きに取り組んでいるのです。

そんなとき、このバッジョの言葉を思い出すのです。

自分の不遇を嘆く暇があれば、今何をすべきかをしっかりと考えること。そしてその積み重ねが結果として得ることができ、次のステージに進むことが出来るのだと思います。

周りがどうとかではなく、自分自身が戦えているのか?ということが大切なのだと思うのです。

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