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面接官にも好き嫌いがある

文 小林 毅


2017.03.30

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

面接において、10戦10勝ということはほぼあり得ません。ですが、自信のある求職者は自分が否定されることなどあり得ないと考えているため、面接で落ちるということが受け入れられないケースがあります。例えば3社面接を通過するが、1社落選となったとき、通過した3社より落ちた1社のことを気にする人がいるのです。

なんで自分がこの会社を落ちるんだ!?という怒りにも似たような態度を取るのです。

そんなときは、それも縁だ、ということで諭しています。あなたも、好き嫌いがあるでしょう?すべての人を愛することが出来ないように、愛されることもできないのです。突き詰めれば、面接官との相性ですよ、という具合です。

面接官はどのような人がなるかというと、簡単に言えば自分の上司となる人です。上司の立場で考えれば、最後に決める基準は一つです。この人と一緒に働きたいと思うかどうかです。いくらスペックが揃っていても、経験が豊富であっても、嫌いな人と我慢して働く理由などありません。よっぽど人に困った状況でない限り、重視するポイントです。

以前2社の一次面接すべてで評価が高かった候補者がいました。二次面接も問題ないというフィードバックが本人からありましたが、合否はわかれました。本人は意外という反応でしたので、その原因を考えてみました。

例えば同じ質問に対して同じ回答したとき、1社はその通りだという反応があり、1社はそれでは当社ではダメだという反応に分かれました。

私が聞いても、間違った回答をしているようには思えませんでしたが、落とした企業からは気に入らない回答だったということです。これはもう、仕事に対する哲学、取り組み方の好みになってしまいます。

この事例からも、面接において正しい答えということは無いことを物語っています。

では落ちてしまった会社に対して、どう回答すれば良かったのか、という疑問が浮かびますが、私は変える必要は全くないと考えます。なぜなら、前述したように、仕事に対する考え方が違うからです。この候補者の場合、自分の働き方について述べたにすぎず、1社はそれを受け入れた訳ですから、この会社との相性は良いということです。そして落選した会社とは合わないということです。それだけです。

相手を見ずに自分を貫け、ということまでは言いません。サラリーマンですから、相手に合わせる必要はありますからね。しかしながら、正しい考えを主張したとき、そこに合い入れないものがあったとするならば、そこは無理をしてまで合わせる必要はないということです。

この結果を連絡したとき、候補者の方は意外であったという雰囲気はありましたが、突き詰めると、何となく予想できた面接だったかな、と反省されていました。

中途採用は、運と縁も大きな要素となっているのです。

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