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一度失敗してみればいい。

文 小林 毅


2017.04.04

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

私も今年で47歳になります。社会に出てから25年くらいになろうとしている訳ですが、振り返ってみれば色々と経験してきました。新卒で入社した会社を2年9か月で辞め、その後転職した超安定企業を34歳で次も決めずに辞めたのですが、今思えば無鉄砲でした。

情報収集もそれなりに行っての決断でしたが、自分が目論んだリスクよりもかなり大きく、その後修正するまでに大変な時間を要しましたので、苦労はたくさんしたかな、と思っています。

もし今の自分が当時の自分と対峙して、転職相談などをすれば、いいアドバイスが出来ます。なぜならば、これが私の人材コンサルタントとしての原点だからです。当時の自分にいいアドバイスをしたいという想いから、求職者サポートをしているのです。

通常の転職サポートでは出会える人材に限りがあるので、キャリアホライズンという組織を立ち上げ、中長期でのサポートを視野に入れた活動も行っているのは、この自分の原点があるからです。

ただ、ヒトの持つ価値感は千差万別です。私が今まで通ってきた道、出会ってきた人たちの事例をもとに、いわゆる大人のアドバイスをしても、全く聞き入れてくれない人たちもいます。自分の思う方向へ進みたい、自分の人生だから自分で決めたい、という信念ともとれる発言です。

そのような場面では、私はそれ以上何も言わないことにしています。自分で決めることが一番だからです。例えその選択が間違っていると分かっていて、そのまま先に進むとドツボにはまるだろうな、と思っても、それ以上アドバイスはしません。むしろ、失敗したらいいと思っています。

失敗することを恐れていては何も始まりません。人生、失敗から学ぶことばかりです。私もたくさん失敗してきました。でもその失敗があったからこそ、何とか今踏ん張れているのだと思っています。だから失敗したほうがいいのです。

ただ、失敗してもいい人と、悪い人はいます。例えば明らかにその選択は間違っていると思ったときや、年齢的に失敗できる時期を超えている人、もともとリスクを取れないようなタイプなどは、時に私はお節介になります。しかし、それでも自分で決めたいという人に掛ける言葉は見つかりません。その方の責任範囲で解決できればいいと考えます。

2688da88[1]不動明王は、仏像ですが鬼のような形相です。片手に剣を持ち、もう片方に縄を握っています。これは、間違った時は首に縄を引っ掛けても、正しい道へ引き戻す、という親のような覚悟だと聞いたことがあります。でもそのような覚悟までして引き戻すことは、現実的には難しいし、結果責任も取れません。

今までの日本社会は、このお節介とも言える関係で成り立っていたと思いますが、もうそんな時代は遠い過去のものとなりました。失敗して、そして修正すればいいのです。失敗できるのも人の権利なのですからね。

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