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電話をする人は相手にしない、ということについて

文 小林 毅


2017.06.05

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

先日、ホリエモンこと、堀江氏が出した記事が話題になりました。内容は、電話を使って仕事をする人とは仕事をしないというもので、電話は相手の時間を奪う行為で、とても失礼であるからという根拠でした。この記事は、結構反対意見が多く、ほとんど堀江氏の個人攻撃になっていました。このことについて検証したいと思います。

私も基本、電話よりはメールだろう、という派です。根拠は、大体電話で要件を伝えようとする人は、言った・言わないの水掛け論を仕掛けてくる人が多いと感じているからです。メールで送ると文章として証拠が残るので、それを避けているのです。

電話であれば、何かトラブルがあった時に逃げることができますし、言っていないとまでは言わなくとも、その趣旨ではなかった、あなたの解釈が間違っている、と責任転嫁できます。これは戦略的にやっている人が確実にいますので、文面で証拠を押さえたほうが自分を守る、と考えたほうがいいですね。

また時間を奪う、という件ですが、これもそうだと思います。実はこの話は私が中学生の頃に古文の先生も同じ話をしていたのでした。1980年前半くらいで、当時は携帯電話は当然ない環境です。

 「電話ってのは、あれは乱暴ですな。私がゆっくりしたいと思っていても、容赦なく自分の都合で掛けてきて、自分の用件だけ一方的に告げてね。失礼極まりないですよ。それに引き換え、手紙はいいですね。読みたい時に自分の都合で読めるのですから。昔の人の知恵を我々も学ばなければいけないですね。」

確か、平安時代の恋文の話から派生したと思います。それが30年の時を経て、同じような記事が出るのですから面白いものです。堀江氏は要点だけ伝えるので、誤解されやすい人ですが、案外常識人なのかもしれません。

では実際ビジネスの場において考えてみると、やはり緊急時の電話は必要ですね。ただし、最近はメール併用にしないとダメです。例えば、一度電話を入れるが、留守電となる場合、なぜ自分が電話をしたのかという理由をメールで送るべきです。そのとき、メールが入らなければ、大した用件ではないと断定してもいいと思います。それが現在のビジネスマナーかな、と思います。

ダメなパターンが、電話の着信が残っているのですが、折り返しても本人が出ないケースです。メールでのフォローアップもないので、こちらは気になります。それでメールで要件について聞いてみるも、これも返事がないのです。

これは何だったのか?と気になるのですが、後で本人につながった時は、「別に大した用件ではなかった」という感じの回答があります。このパターンは良くないですね。これは若い人だけでなく、中堅やミドル層まで存在します。自分の都合では掛けるが、相手の都合は受け付けない、と言っているかのようです。過去に何人かこのような対応をされたことがありますが、悪い人たちばかりではありません。ただ本人の自覚がないだけなのです。

しかしこの対応は相手方にはとてもつらいものです。そして連絡をくれない人は、それなりの人とカテゴライズされてしまいます。こんなことで本来持っている信頼が失われるのは、とても残念だと思います。相手のことを考えれば、起こりえないものなのですが。

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