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自分をどう見せたいか、という認識を持つ大切さ

文 小林 毅


2017.07.28

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を支援する、人材コンサルタントの小林毅です。

私はいろいろな企業と取引するなかで、やはりブランディング戦略というのは大切なんだな、とつくづく思います。どうも、この点で日本の企業は(というより日本人は)、自分をどう見せるか、見られたいか、という点で詰めが甘いと思います。

周りが自然と認めてくれるだろう、という承認欲求が高く、いいものを作れば必ず売れると勘違いしているのです。良い製品を作り、世界に誇れる技術を持っていても、売れる・売れないは別問題なのです。

転職活動も同じです。特に高学歴・大企業の求職者は万能であると勘違いしている人たちがとても多いのですが、それは大きな間違いであることに気づかなければいけません。

キャリアは、年齢を重ねれば重ねるほど尖っていくべきものです。裾野を広げていくようなキャリア形成を志向する日本の大手企業にいると、その点がわかっていない方ばかりです。

裾野を広げるということは、自分の色を薄めていくということです。会社で便利に使われ、気がつけば誇れるキャリアがない、という現象を引き起こします。

何でもできる、と言っている人は、何もできません、とも言っているのです。故、自分の得意領域以外に手を出しては、ブランド価値を下げてしまうという致命傷を負ってしまうのです。

The Beatlesのジョージ・ハリスンは、自分のキャリアに大きな悩みを持っていました。ジョン・レノンとポール・マッカトニーという天才の中で、どうやったら自分を活かせるのかを思い悩んでいました。

あるとき、インド音楽に魅了され、シタールという楽器の習得を目指します。いくつかの楽曲に使用され、一時期はジョージ=インド音楽という状況で、自分の居場所を見つけたかのようでした。

しかし、あるときジョージはシタールを止めます。

「この年齢になって取り組んでも、自分よりも上手く弾ける人がたくさんいる、自分はギターしかない。ギターの技術をもっと磨くべきと気づいたんだ。

色々と迷走した結果、元の鞘に収まったのですが、それは必要な行動だったのかもしれません。不得意なところを埋めて平均を目指すより、強い部分を磨き、尖らせていくことが、自分のブランド価値を向上させるのです。

その後吹っ切れたジョージは、アルバムAbbey roadで、Somethingと Here come the sunという2つの名曲を送り出します。ジョンとポールが嫉妬するくらいの素晴らしい曲で、ファンからも支持され続けています。

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