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正社員と契約社員

文 小林 毅


2015.01.28

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を実現させる人材コンサルタントの小林毅です。

最近、外資系企業を中心に、契約社員の案件が増えてきています。理由は、予算の関係や企業方針ということが挙げられます。

両者の違いは、条件面ではあまり差はありません。ボーナスがないという場合もありますが、正社員と同様な待遇であることも多く存在します。もっと言うと、正社員であろうが、解雇予告があると、契約を解除されることも例としてあります。そうなると、待遇面では両者の違いはあまりないのかもしれません。

しかしながら、契約社員という響きは、どうしても不安定をイメージしてしまいます。期間が終了してしまうと、延長してもらえないかもしれないし、有期雇用期間で最長何年という縛りもあったりすると、候補者としてはやはり躊躇してしまうことになります。

私自身もかつての転職活動で、このような状況に陥ったことがあります。やりたい仕事は契約社員での待遇でした。内定が出るまではその企業に行こうと思っていましたし、実績を出す自信もありました。そして何より専門性を高め、将来の人生設計をするためにはその選択肢しかなかったのです。ところが、選んだ会社は別の会社でした。そこは正社員の案件という以外、何の魅力もない会社でした。もっと言うと、仕事内容すらあまりわかりませんでした。

なぜそのような選択をしたのか?それは正社員という響きに負けたからです。急に契約社員という立場が怖くなり、99%決めていた自分の気持ちを、180度変えた結論を出してしまったのです。

その後どういう道を辿ったかといいますと、その正社員の仕事はわずか8ヵ月で辞めてしまいました。一生懸命仕事をしていたと思います。ただ、前職を辞めてまでこだわった生き方と逆行するその仕事は、やはり合わなかったのです。

正社員の仕事を辞め、この人材ビジネスに飛び込んだのですが、8ヵ月遠回りしたツケはとても大きいものでした。それを取り返すためにがむしゃらに仕事をし、現在に至っていますが、言いたいことは、やりたい仕事を選択したほうが頑張れるということです。

雇用環境にこだわり、余り気乗りのしない仕事をしても、すぐに辞めたくなります。当たり前なことなのですが、結論を出すときの人間は、本当に弱いものなのです。この仕事をしていて、このような事例にいくつも遭遇しますが、客観的なアドバイスをしても、候補者は混乱していて聞き耳が無い方が多いです。

しかし、自分のやりたいことを覆して選んだ安定は、実はとても不安定な選択であるのです。正社員でも、長く続かなければ全く意味はありません。大切なことは、自分がどう仕事と向き合って成長できるか、その環境はどこにあるのか、ということだけだと思います。

人間は間違った選択をする、実体験を通じて常にそう思ってます。

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