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仕事の適性とミスマッチ

文 小林 毅


2017.09.20

こんにちは、あなたのキャリアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

仕事は本当に多種多様にありますが、好きな仕事ができている人は一握りなのかな、と思います。皆さんそれぞれ、与えられた仕事を役割としてこなし、不満を持ちつつも、家族のため、自分のために働いています。

しかし、全くミスマッチの仕事を与えられたとき、いやいややる必要があるのか、という疑問も出てきます。今回はそれについて考えてみます。

現在の有効求人倍率は、バブル期を上回っており、数字上で考えると日本には失業者はいないはずなのですが、仕事がない人、探している人たちはとても多くいます。

有効求人倍率が良いといってもその中身を精査すると、人に困っていて、定着率も低い業界がそれを引き上げています。例えば、飲食、建設建築関係、医療介護あたりはその典型となります。

仕事があるのだから、選ばずに働けよ!という声が多く聞こえてきますが、ミスマッチしている仕事を続けることはとても困難です。やりたくない仕事をいやいややることでパフォーマンスが下がり、最悪それが刑事事件などに発展していく事例もあります。ミスマッチはとても根が深い問題なのです。

さてこのミスマッチですが、私自身で考えてみました。私も当然ながら、やりたいと思えない仕事がありますし、向いていない仕事もあります。

以前適性検査をしたところ、私に向いていない仕事は、所謂受け身の仕事でした。例えば、お客が来るまで店舗で待つ販売の仕事や、同じことを繰り返すようなサポート的仕事です。一方向いている仕事は、自分から率先して外に出ていく営業のような仕事と、色々と仕組みを考えたり意見を述べたりするようなクリエイティブな仕事でした。だからコラムも結構苦にせず書け、セミナーや勉強会などが好きなのでしょう。

大学三年生の夏、友人とアルバイトをやろうという話になりました。夏休みをフルに利用してのアルバイトなので、遊園地と旅行会社の添乗員を掛け持ちでやることにしました。

遊園地でのアルバイトは退屈で死にそうでした。あるアトラクションの操作をしていたのですが、人がずっと並んでいて、終わりが見えないのです。その割に時間が一向に進まずで、まだ5分しか経っていない、と時計ばかり見ていました。こんな仕事はできないと、文字通り三日坊主の3日で辞めました。

一方添乗員は、毎日コースが変わり、今日は福島、明日は山梨、来週は山形の一泊旅行など飽きが来なくてとても楽しい思いをしました。朝はとても早かったですが、それより色々なところに行けるほうが上回りました。当然、客前でスピーチもしなければいけないし、旅程管理も行い、各施設の予約確認と支払いなど、やることはとても多かったのですが、全く苦にしませんでした。

旅行と言っても、仕事でしょう?しかも一人じゃない?何が楽しいの?とよく聞かれましたが、楽しいことは楽しいのです。これを向いている仕事というのでしょう。

友人は私とは全く逆でした。添乗員の仕事は朝も早くて客前で話し、経理処理なども面倒くさく、やっていられないといい、すぐに辞めてしまいましたが、遊園地はあんなに楽しい仕事は無いと、ひと夏最後まで働きました。なぜ小林がこの仕事が嫌なのかがわからない、と言われましたが、そっくりその言葉を返してやりました(笑)。

私は、仕事は向き不向きがあるととても強く思っています。好きなことであれば非営利でも出来ます。逆にミスマッチであれば、どこかに利益、例えば給与や勤務地、安定性など、が得られなければ続けられないと思っています。それがこだわりだと思うのです。

仕事が続けられないのは根性が足りないからだ、と言う人もいるでしょうが、根性だけでは続かないのです。自分は何にこだわって仕事を選んだか、一度考えることで仕事に対するマインドセットができると思います。

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