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志望動機を聞かない企業の意図とは?

文 小林 毅


2017.09.27

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

最近面白い記事を観ました。ある企業の人事担当のインタビューでしたが、その方は求職者に対して志望動機を聞かない、というのです。

志望動機は、面接の中で最も重要視されるものと位置づけられており、これがしっかり言えないと面接はNGとまで言われています。その志望動機を聞かないというのは一体どういうことかと興味を持ったのでした。

その記事では、志望動機が言える、言えないは、入社後の活躍には全く関係ないから、という結論でした。そうかなぁ〜というのが正直な感想です。

そこでネット検索してみたところ、結構志望動機は意味のない質問、という記事にヒットしました。内容を見ると、ほぼ同じことを言っています。それは、用意された志望動機を話されても意味が無いから、というものでした。意味のない志望動機の代表例が以下となります。

・御社の会社の業績や将来性に惹かれて
・御社の商品が好き
・御社のイメージがいい
・御社の社員などの印象がいい

まあ、このような志望動機を聞かされたら、確かに意味があるとは言えませんね。取ってつけたような内容もないものですから、面接官も聞いていられなくなります。私もこれでは意味が無いと思います。

しかし同時に、言いがちな回答かな、とも思います。実際、面接の練習をしているときもよく聞く回答です。そんなときは必ず突っ込みを入れ、本人らしい内容に修正します。もっと深い内容で、過去の仕事に直結したものであるとか、将来のビジョンなどと絡めてストーリー性を重視したものとして話せるようにします。

なぜこの作業をするかと言えば、求職者のこだわりを見つけるためです。転職することが目的ならば、企業側に嫌われないような面接を行うことになりますが、自分が活躍することを想定すれば、必要な作業となります。

採用担当は気が短く、求職者一人ひとりの事情などを考慮することはしません。御社が〜、と言った瞬間、NGのジャッジをするのです。面接で落ちる人はほぼこのケースに該当します。

で、この記事に戻りますが、志望動機を聞かなくなったのは、それだけNG要素を排除したいからなのではないかと思うのです。志望動機をしっかり話せる求職者はほぼいません。ならば、そのような取って付けたような白々しい志望動機を聞かず、何とかいいところを見つけたいと思っているのではないかと。それほど欲しい人材が採れていない会社なのかと思いました。人気がない会社なのです。

そしてこの手の記事を読んだ脱力系の求職者が、志望動機なんてどうでもいいんだ、と勘違いし面接で力を抜くようになるのです。そしてそんな人材でも受け入れてくれるレベルの低い企業に入れてもらい、自分のキャリアを更に下げ続けるのです。

たかが志望動機なのか、されど志望動機なのか。

私は志望動機が言えないような会社には面接に行かないほうがいいと思っているので、一番大切な質問だと考えています。キャッチーな記事に騙されては行けないのです。

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