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内科治療と外科的処置

文 小林 毅


2015.01.26

何らかの病気になったとき、病院にお世話になりますが、まずはどこへ診察にいくでしょう?

恐らく内科であると思います。

内科で症状を話し、診察を受けることで病名が分かり、内科的治療で完治するか、外科にバトンを渡すことで、外科的処置を行うかが判断されます。
(いきなり外科に行って手術を依頼することはあり得ないと思います。)

それを転職活動に当てはめてみると、まず自分がどのようなキャリアがあるかを診断してもらい、それに合った治療(コンサルティング)を受けることが必要、と思うのです。内科における診断ですね。

しかし実際、候補者側はその治療行為を期待しているのかどうかを考えてみると、人それぞれと感じています。

中にはしっかりとした診断を期待せず、早く薬をくれ(案件を紹介してくれ)、と言う人にも出会います。このタイプは、要するに特効薬があると思っているのでしょう。

当たり前ですが、診断もせずに何にでも効く薬はありません。症状がわかることで、ピンポイントに効く薬を医者は出すのです。
(医者(コンサルタント)が薬を乱発する、ということも行われているため、当たり前のことが混乱していることも否めませんが。。。)

一方で、いきなり外科に当たってしまった場合に、患者はどうなってしまうのでしょう?
必要のない手術を受け、身も心も削ってしまい、自分の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
転職で言うと、どんどん案件を紹介され、内定が出た企業に押し込まれるようなコンサルを受けてしまうことです。

このケースで考えてみると、患者は治療を受けているので、治癒に向かっていると考えています。転職することのみが目的となってしまうのです。
そして、転職すれば必ずハッピーになると楽天的に考えています。でも実際はそうでない。転職はリスクも表裏であるのです。

そのような治療を受けた患者(候補者)は、年齢の割にキャリアが十分詰めていないケースが多く、しかも、転職を繰り返しているので、体(職務経歴書)はボロボロになっています。手術を受ける体力もありません。

転職活動は、内定の数を競うものでなく、自分のバリューを上げることによってキャリアアップすることが目的です。

しっかりとした診断を受け、自分に合った処方箋を貰うことが何より大切だと思います。

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