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○○一筋、について

文 小林 毅


2018.11.26

こんにちは、あなたの成功する転職をサポートする、人材コンサルタントの小林です。

先日あるビジネス誌を読んでいましたら、○○一筋、という記事がありましたので、そこで感じたことを書いてみたいと思います。

組織一筋と仕事一筋

この○○一筋、というのは、大きく分けると自分の仕事を変えずに一筋を貫くものと、所属している組織が一つ、という一筋があるようです。そして組織一筋には、その組織への忠誠がキーワードとなり、仕事一筋は、その分野を卓越することがキーワードとなるとのことでした。

この記事を読んで、なるほど日本社会を的確に表現しているなぁ、と思ったのです。そして多くのサラリーマンが組織一筋に美学を持っているように感じたのです。この組織一筋を破り、自分の可能性を求めることが転職であるとすれば、今尚多くの人が躊躇することも納得できるのです。

 

プロ野球で例えてみる

シーズンオフともなると、ストーブリーグが加熱します。これは選手の移籍に関する情報が錯綜する、ファンであれば来シーズンの結果を見越す、結構楽しめるイベントです。最近では、FA制度が導入されて、選手自身が自分の価値を最大限に求められる環境を選ぶことができるようになったので、「あの選手は今度はどのチームに移籍するのだろう」という楽しみにもなっています。

かつては、入団したチームで勤め上げる選手のほうが多く、移籍すれば、いわば裏切り者扱いをされていました。私は阪神ファンですが、掛布選手が巨人に移籍することになったら、大暴れしていたでしょう。そのくらいの思い入れがチームにありましたが、現在では選手の権利としてファンも移籍を受け入れることが出来るようになりました。時代の変化ですね。

先日、落合博満氏がTV番組でFA制度について言及していました。そのときに、「プロ野球チームはどこに行ってもやることは一緒。だからプロとして最大限評価してくれる球団を選ぶべき」という趣旨を述べていました。この一筋議論で考えれば、仕事一筋、ということでしょう。

 

どちらが評価されるのか

落合氏ほどの実力があれば、各球団引く手あまたでしょうが、そこまで至らない選手であれば、下手にFA移籍しないほうがいい、という議論もあります。例えば巨人からFA移籍で他球団に行くケースはほぼ無いですが、それは引退後の再就職などを考慮してと言われています。長い人生を考えれば、現役の評価だけでない選択肢も存在するのです。

ではサラリーマンの場合はどうでしょうか。大手企業で就業している人であれば、同業他社よりも多くの点で恵まれています。給与のみならず、福利厚生、手当、有給の取りやすさなど、私の目からみても羨ましいことだらけです。時折、そのような企業の求職者が相談に来られますが、多くは現職に留まったほうが幸せだろうな、と感じます。

一方、自分の可能性を求めて他社へ活路を見出したいという人は、仕事一筋、という感覚は持ったほうがいいと考えています。いわゆる専門性で勝負する、ですが、これがないと転職マーケットでは生き残れません。そのことに気づき、自分の武器を磨き続けられれば、高い価値を生み出すでしょう。

会社に忠誠を尽くし、その組織のメリットを多く享受するか、自分の価値を磨き、他社から評価される環境を手に入れるか。どちらも正しいと思いますが、私自身は仕事一筋を選択しました。厳しい環境と感じることもありますが、性格的に合っているとも感じます。さあ、皆さんはどちらの一筋が性に合っているでしょうか。

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