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周りのレベルが低い、という人は、自分のレベルも低い、という話

文 小林 毅


2019.01.26

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

人材紹介の仕事を長く続けていますと、多くのカテゴリーの人と出会うことができます。その中で思うのは、人は自分の努力も大切ですが、どの場所にいるのかがとても重要であると感じるのです。

客引きの顔は世界共通らしい

あるビジネス本に、このような記述がありました。曰く、ある職業を続けていくと、顔つきが似てくるというらしいのです。客引きをしている人の顔は、どの国に行っても同じような雰囲気という主張は、確かに思い当たるフシがたくさんあります。

中途採用の現場にいると、メーカーの人はメーカーの雰囲気、金融の人は金融らしい感じを持っているように思います。コンサル同士の会話でも「あの人は金融だね。」ということは日常よくあります。それは長年同じような環境で働いていると、目つき顔つきから全体の雰囲気まで、業界の人になってしまうということのようです。

学校の教師も、見るからに雰囲気を持っています。自分たちよりも若く、未熟な子供に対して目線を合わせるように接していくと、どうしても世の同年代と比べても世間知らずという印象を持ちます。

血液型診断は信じなくなった

私は数多い性格診断ツールの中で、血液型はとても信じていました。私自身がO型であるから、大らかで細かいことは気にしない性格、母親はB型だからせっかちで怒りっぽい、と受け入れていましたし、実際そのように感じていました。

ところが、外資系ヘッドハント会社で多くの外国人と接すると、これは血液型関係ないな、と思い知らされました。むしろ、その人が生まれた国や土地、宗教などから価値観や倫理観が生まれると感じました。(外国人の多くが血液型を知らないことも驚きでしたが)

アメリカやイギリス、フランスといった欧米やインド、シンガポール、マレーシアといった南アジアなどは、全く違う価値観です。よく考えたら当たり前のことだと思うのですが、同じ環境下で過ごす日本人独特の考えと理解したのでした。

選ぶ大学、仕事で運命が変わるのは自然なこと

私は高校受験に失敗し、一浪して大学に入学しましたが、地元の大学に行っていたら、全く違った人生だったと思います。

その後、ハウスメーカーに入社し、宇都宮支店に配属されましたが、1年目の1月に阪神淡路大震災が起こりました。このときは運命の分かれ目だったと思います。阪神地区での新築の需要はとても大きく、既存メンバーでは間に合わないので、各支店から1名ないし2名が応援ということで転勤となりました。選考基準は関西地区にゆかりがある人優先。私は大阪生まれ、岡山育ちですから、十分該当していました。ところが、新人賞を取っていた関係もあり、私ではなく、別の人が行くことになりました。

転勤は不憫に思いましたが、売上成績は大いに伸び、給与も上がり、BMWに乗っていたようです。そんな情報を聞いたとき、少しだけ羨ましいと思いました。

ですが転勤していたら、転職することも無かったでしょうし、今の状態もあり得なかったでしょう。どちらが幸せだったかはまだわかりませんが、言いたいことは、どの場所にいるのかで人生は大きく変わるということです。

付き合う人は自分を写す鏡

大学でも仕事でも、レベルで区分けされている現状がありますが、価値観は総じて似ていると思います。私が取り組んでいる法務人材は、割と高い倫理観と価値観を持っている人が多いカテゴリーだと思います。

一方、コンサル先が扱っている職務領域では、短期で仕事を平気で変える人たちに数多く出会います。突然出社せず、連絡が取れないという事例も多々あります。その都度、この仕事をしていて意味があるのか、と思うのですが、同時にそのような人しか取り扱えない現状も受け入れる必要があると感じています。

このような人材を扱いたくない場合は、コンサルタント自身が変わる必要があります。色々な情報を入手し、自分のものとする努力と、多くの事例を経験し、自分を高めていくことのみが底なし沼から脱出する鍵だと思います。

同様に、人材が応募してくれない、いい人が採用できない、と言っている企業も、自分たちのレベルを上げない限り、永遠にその悩みから開放されることもないと思います。

他責にした瞬間、その人の成長は止まるのです。

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