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評判のお店が取材NGにする理由

文 小林 毅


2017.07.24

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職を支援する、人材コンサルタントの小林毅です。

テレビを観ていると、時折、取材NGというお店があります。視聴者の立場からすれば、宣伝にもなるのに、なぜ拒否をするのだろう、という疑問を持っていました。

そんな時、あるネット記事にこのようなお話が載っていて、なるほどと思ったのでした。

ある飲食店の店主がいました。味に定評があり、堅実な経営で安定的な売上を上げていました。しかし店主は、もう少しお店を知ってもらいたいと思っていて、現状に満足していませんでした。

そんな折、友人より経営者向けの勉強会があるから一度参加してみないか、と誘われました。入会金と毎月の費用が取られますが、まずは物は試し、これも投資だ、と考え参加を決めました。

そこに集まっているメンバーは、起業家が多く、皆スモールビジネスでした。ちょっと変わった、一見怪しい、と思われるような風貌の方が多く、その点が不安だったのですが、初めは気にしないように努めていました。

メンバーは、店主のビジネスに貢献したいと考え、仲間でそのお店に食べに行くことになりました。すると、ある一角が他の顧客とは違い、怪しい雰囲気と化したのです。すると、これまで常連で贔屓にしてくれていた人たちが、来店しなくなりました。

メンバーは、居心地がいいのか、少ない注文で数時間粘り続けるため、お店の回転率が下がりました。結果、そのお店は、常連客も失い、売上も下がったのでした。

これはブランディング戦略の失敗の例です。ブランディングは、買い手が下す評価ですから、顧客から見放されてしまったそのお店は、明らかに戦略を間違ってしまったのです。お店の露出度を上げ、顧客を増やそうと画策したのですが、結果、本来大切にしなければいけないものを蔑ろにしてしまったのです。

取材NGのお店は、このことを一番恐れています。短期での効果はあるかもしれませんが、一過性の台風のようなものなので、中長期を考えれるとむしろ逆効果になってしまいます。ブランドを守るということは、やりべきこととやってはいけないことを選別する勇気を持つことなのです。

あの店には行きたいが、変なゴロツキがいると、優良顧客の足が遠のくといういい事例でした。

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