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体罰とモンスターピアレント

文 小林 毅


2017.01.11

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

先日、とある討論番組で学校における体罰についての議論がされていました。ケーススタディとして、小学5年生の息子があるとき先生に頭を小突かれたことについて、学校に体罰としてクレームを入れるかどうか、ということでした。

この息子は、2回口頭での注意を聞かず、3回目に先生に小突かれたということで、状況としては子供が悪い雰囲気でした。そこでクレームを入れる、入れないというグループにパネラーが分かれ、議論をするという進行でした。

クレームを入れないというグループは、総じて以下のような見解でした。
・悪いのは息子
・このくらいは体罰ではない
・小突かれた後は、授業を受けることができた(廊下に出されなかったので良い)

クレームを入れる側の意見は以下です。
・息子が悪いと言っても手を出してはいけない
・もともと体罰は禁じられている
・主観で物事を判断していては、ガイドラインが見えないので良くない
・教師個々の裁量にゆだねていては危険

そうすると、クレームを入れない側が猛反論。このような生徒を野放しにしていては、学級崩壊につながる、という理屈でした。モンスターピアレントを気にすると、教師は教育をしない、ということです。事実、昨今の教師は、親からのクレームを恐れるため、当たり障りのない対応に終始しています。そうなると、教師の威厳なども無いし、益々立場が悪くなっていきます。

まあ、議論尽きないところですが、私は問題は単純だと思いました。基本、私ならクレームを入れます。

ただ、体罰反対、という角度でなく、事実確認を行う目的からです。そしてそれが事実であれば、なぜ教師から親に対して報告を入れないのか、という点を追求します。

「今日、息子さんの頭を小突いてしまいました。理由は、再三の注意にも関わらず、改善されなかったからです。ただ、手を出してしまったことについては良くなかったので、お詫びいたします。」

この電話が入るだけでも随分違います。

要するに、小突いたという事実に対して、当事者が情報共有できているかどうか、ということです。小突いたことで報告しなければいけないのか、と教師が思えば、これは体罰です。例え小さなことでも情報共有するなら、これはプロだと思います。

私が子供の頃は、母親が言うことを聞かなければ、ひっぱたいても構いません、と教師に言っていました。それは教師を信頼している、という背景があるからですが、今の時代も同じだと思うのです。

愛の鞭なのか、ただの体罰なのかの境目がわからないと良く言いますが、ちょっとした気遣いで解決すると思うのです。小突いたとき、教師はどう思ったか。すっきりしたのか、それとも心が痛んだのか。

それが判断基準かな、と思います。このことは、虐待かしつけか、という議論にも紐づくと思います。

私は子供が小さいころ、強く怒ったことがあります。ただそのときは、自分の心も痛みました。ただここで怒らないと、この子はダメになってしまう、という気持ちからでした。それだけ本気なのです。

無関心な他人の子供には決して行いませんからね。

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