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杉原千畝氏が残したもの

文 小林 毅


2013.03.10

ユダヤ人の歴史

杉原千畝氏のことを知ったのは、あるドラマがきっかけでした。

その中での彼がやったことは、大変偉大であり、第二次大戦の暗い日本の歴史の中で、輝かしい成果であると感じたことを記憶しています。その時は、主演が加藤剛さんで、1992年にフジテレビで放送されました。

杉原氏が行ったこと、それは『日本のシンドラー』と呼ばれる所以ですが、約6000人のユダヤ人を救ったということでした。

『シンドラーのリスト』という映画がスティーブン・スピルバーグによって制作され、アカデミー賞7部門を受賞するという、大変素晴らしい作品でありました。
ドイツ人実業家のオスカー・シンドラーが、ユダヤ人を守るために自らの会社で雇用し、強制連行を阻んだという実話から制作されました。

この時救ったユダヤ人は約1100人と言われています。

私も本作品を鑑賞したのですが、ラストシーンが印象的でした。もっと多くの人命を救うことが出来たはず、といい、シンドラーは号泣するのです。

第二次大戦の大きな影の一つが、このユダヤ人排除の動きでした。

子供の頃から、『アンネの日記』や、最近では『戦場のピアニスト』『ライフイズビューティフル』などで、様々な形で描かれていました。我々日本人にとって、なぜこのようにユダヤ人が排除されるのか、という点は理解しがたいことです。

シェークスピアの『ヴェニスの商人』では、理不尽とも言える方法で、ユダヤ人の金貸し業を営むシャイロックが裁判に負けます。

この描写を観たとき、何とも言えない感情が出てきました。

それくらい、ユダヤ人の歴史は複雑なものなのです。

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