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中途採用で即戦力は採るな、という人材コンサルタント


こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。

先日、ある人材コンサルタントが講演している映像を観たのですが、驚きの発言で腰を抜かしました。ほんと、びっくりです!


中途採用って、経験者採用じゃないの?

その人材コンサルタントの出自は、中小企業の人事担当という紹介でした。現在は独立され、人材の定着率に尽力されているという紹介でしたが、その中で、経験者は採るな、という驚きの主張がなされたのです。


曰く、あなたの会社が業界トップでないのに、他社で、しかも成果を出している人材が応募すると思いますか?そんなことはないでしょう?だから、そんな人材は訳ありだから、危ないから採用してはダメ!ということでした。


この人は、余程採用で痛い目にあってきたのか、弱小企業で負け犬根性となってしまったのか、と感じてしまいました。


中途採用の基本は、経験者採用です。採用企業に問題点があるから、それを解決できる経験者が欲しい、というのが当たり前で、それが前職が自社よりも大手であろうが、小さい規模であろうが、マッチすれば採用すると思うのです。

これを全否定していたら、この会社には永遠に人材は集まらないでしょう。


人事目線だな〜と思った瞬間

この方は離職されることを一番懸念されているようで、入社後短期で辞められないためにどうするか、ということを力説していました。確かに、優秀な人材が本当に当社に来てくれるのか、という気持ちを持つことはあると思いますが、それを斜めから観て、どうせ傷物でしょう?と決めつける考えは、すごい発想だと思いました。


恐らく、短期で辞められた経験があって、トラウマになっているのでしょう。人事担当としては短期で退職されることほど辛いものは無いでしょうから、恐らくその経験でこのように主張されたのでしょう。人事担当はジャッジする側と思っていますが、やはり我々紹介業とは着眼点が違うなあと思うわけです。


優秀な人は優秀な友人を持つ

リクルート社の面接は、自分よりも優秀な人材を採れ、です。何を持って優秀と判断するかは難しいですが、少なくとも、経験や学歴、人物面で光るものがあれば、積極的に採用を進めると言われます。この人材コンサルタントとは全く逆の発想ですね。


ビートルズも、ジョン・レノンは自分よりもギターが上手く、音楽センスがあるポール・マッカートニーをバンドメンバーに加えました。後にジョンは、非常に迷ったと言っていますが、自分の成長とバンドの可能性を考えたとき、ポールは必要と考えたのでした。このナイスな判断がなければ、ビートルズはこの世には存在していません。


優秀な人材は優秀な友人を持つ、というのは私の経験上間違いない事実です。会社は人によって伸びていきますし、その逆もあります。恐らくこの人材コンサルタントがいた会社は、成長をこの『人罪』によって遮断されてしまったと思います。だから独立開業されたのかな?と書きながら思った次第です(苦笑)。

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