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人の運について〜座敷わらしと絡ませて〜


こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。


座敷わらしの物語

座敷童子は、主に東北地方に伝わる昔話で、柳田国男の「遠野物語」などにも登場してきます。簡単に言えば、座敷童子がいる家は繁盛し、出ていった家は衰退する、という話です。

昔話は、多かれ少なかれ教訓や戒めなどが含まれていて、この座敷童子の話もそのような内容となっていると思います。それは、『驕る平家は久しからず』と同じ意味なのではないかと考えるのです。


成長企業から衰退企業へ変わるサイン

我々は日常的に企業に出入りし、人材のサポートを行っています。成長している企業は、人材が不足していますから、多くの優秀な人材を採用したいと考えています。そのような勢いのある企業をサポートするのは、人材コンサルタントとしても喜びでもありますので、成長の起爆剤となる人材を紹介したいと気持ちも乗ってきます。


しかし、ある程度成長していくと、今まで対応してくれた企業の雰囲気、人事担当の態度が変化していくことを実感するときがあります。以前は、人事担当も求職者や紹介会社に対する対応も細やかで、とても仕事がやりやすい状態でした。しかし、突然態度が横柄になる瞬間が訪れます。そのときは人事担当も大体別の人に変更しています。成長過程に合わせての事情と思いますが、成長した企業規模をバックに、求職者や紹介会社に対して途端に上目線で接するようになるのです。


このとき、この会社もついに来たか、と感じるのです。


ある急成長したベンチャー企業の末路

数年前、急成長を遂げたIT系ベンチャー企業がありました。設立当初は、諸事情で職歴が浅い人であってもチャンスを与え、会社とともに成長していこう、という爽快な企業でした。


その甲斐もあり、短期で東証一部上場を果たし、有名オフィスビルへ本社を移しました。いい会社だな、と思っていた矢先、ある求職者からとんでもない話を聞くことになるのです。その求職者は最終面接で時間どおりに到着。面接の部屋へと通されたのですが、肝心な面接官がを待てどなかなか現れなかったようです。そろそろ1時間経ち、もう帰ろうかと考えたときに現れたのですが、遅れた理由も、謝罪も全くなく、何もなかったように面接を始めたというのです。


その求職者は、待たされたことには腹を立てたのですが、面接は全力で行い、見事内定が出たようですが、このような会社に入っても、先が思いやられると考え、内定は辞退したそうです。


そのような話をその後たくさん聞くようになりました。当然ですが、私も紹介することに躊躇するようになり、やがて紹介を止めました。同業者の噂もあっという間に広がり、人材系で携わる企業からは、ちょっとやばい会社、というレッテルが貼られるようになりました。


あれから5年以上経っていますが、その会社はまだ存在しています。ただ、以前のような勢いは失っていますし、今後、回復の見込みも低いと言われています。

それが人材採用から発した原因、と断定することは出来ませんが、少なくとも、全社的に横柄になっていたことは事実でした。本業でも新聞に出るような不祥事も出ていましたから、ガバナンスの問題へと拡大してしまったのでしょう。


最終面接に出てきたのは管理部門の役員でしたから、まあ、そうなるだろうなと察しもつきます。これは多くの求職者を惹きつけた会社の運を、自らの態度によって台無しにした事例です。


恐らく、座敷童子が出ていったのでしょう。


座敷童子とは、自分の有り方についての戒めと思います。人や企業は何によって支えられているのか、その原点を忘れてはいけないということなのです。それを蔑ろにすると、持っていた運も手からすり抜けるのです。


実るほど首を垂れる稲穂かな


これこそが忘れてはならない原点なのではないでしょうか。 

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