こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。
2017年4月21日(金)19時半~21時半まで、第八回キャリアアップ研究会を開催いたしました。この研究会は、サラリーマンを対象としていることもあり、いつ開催するかということは手探りで始めました。そこで一番参加率がいいのが、金曜日の夜と土曜日となります。郊外にお住まいの方は平日夜がよく、平日忙しい、若しくは郊外で働いている方は土曜日が良いという傾向です。どちらの要望にも応えたいということで、現在は隔月で金曜日、土曜日を開催することになりました。
セルフブランディングをテーマとしました。
この会では、毎回1分間スピーチを行っていますが、これは簡単に自分自身を語る訓練です。経歴が長くなればなるほど、面接で話が長くなる傾向があり、自分の強みを伝えきれない求職者がとても多いのが現状です。その為に1分でまとめる訓練が必要なのです。
そして自分の強みとは何かを突き詰める作業というのはいずれやる必要があると感じるようになったこと、また経営コンサルの際、事業分析でブランディングについて深堀したことも重なり、今回はセルフブランディングというテーマとしました。
まず初めに、『皆さんはブランドがありますか?』という問いをぶつけてみました。
多くの参加者はちょっと困った顔をし、ブランドなんて大げさなものが自分にはあるのだろうか?という雰囲気になります。
一般にブランドとは、高級商材などに代表されるものをイメージします。ルイヴィトンなどですね。ただここで言うものは、他者から見て評価されるもの、誰にも負けない何か?と定義してみます。そうすると少しイメージができるようになりました。
フランスワインから考えてみました。
その為のアプローチとして、今回はフランスワインを事例にブランド価値というものを検証してみました。私はかつてワインについて研究したことがあり、その中でもなぜフランスワインだけ値段が高めなのかに興味を持っていました。
美味しいワインであれば、当然値段が高く設定されるのですが、それだけで果たして高くなるだろうか、というものです。事実、値段も手ごろで、美味しいワインは世の中たくさんあります。そこで敢えてなぜフランスワインなのか、ということからブランドを考えてみました。
私なりに答えは用意していましたが、まずは皆さんの意見を伺います。まず5分くらい考えていただき、出てきたワードを隣の方と共有してもらいます。そしてチームごとに何がフランスワインをブランドとして確立させているのかを伺いました。
出てきた意見はとても鋭いもので、私が用意した答え以外のものも出てきました。これは皆さんの意見を伺うことで出てくる気づきですね。とても面白いと思いました。
そして出てきた意見を分析し、更にセルフブランディングに結び付けて考える作業に移ります。マーケットから認められる価値とは?という切り口で、自分自身に当てはめてもらいました。この作業も5分間のワークを行いました。ここはかなり各自苦労されていましたね。このブランド分析の作業は、何を目的化するかで答えは変わってくるものなので、ストーリー性も重視されます。よって、頭を目いっぱい動かし、絞り出す必要があります。
よくわからない、というアンケート結果もありました。それは当然の結果でもあります。まず、真剣に自分自身を掘り下げる作業が必要だからです。自分のことを一番知らないは自分なので、今回をきっかけに深く掘り下げ、言語化して相手に伝えることを意識することが大切なのです。
参加者各自、宿題として持って帰っていただきました。後は個別に質問に対応することになっています。このセルフブランディングの作業は、人生を変えます。転職するという目的にも大いに役に立ちますが、キャリアアップするために欠かせないものであることも改めて感じました。今回の参加者は、大きなものを持って帰っていただけたのではないでしょうか。
次回は、5月27日(土)10時半~開催します。このセルフブランディングの手法を用いた勝てる職務経歴書作り、面接対策を行う予定です。
Comments