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執筆者の写真takeshikobayashi

第六回キャリアアップ研究会 2017年2月24日(金)

更新日:2019年4月20日

こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林毅です。


2017年2月24日(金)19時半~21時半まで、第六回キャリアアップ研究会を開催いたしました。毎月開催しておりますが、六回までくると半年間続けているということになります。ネタは尽きるのではないか、そのうち参加者がいなくなるのではないか、などの不安がありましたが、毎回参加される方もいらっしゃり、また色々な事例が尽きることなく出てくるので、問題はあまりなかったなぁという感想を持っています。


開催するごとにクオリティも上がっており、時間を調整して参加いただいている方にとっても満足度の高いものをご提供できていると自負しております。そして今回は、キャリアホライズンのメンバーが転職に成功されたので、その転職活動についての経緯などを発表していただくという試みも行いました。


今回のプログラムは以下でした。


・参加者による1分間プレゼン ・転職活動におけるマインドセット ~ヒーローズジャーニーについて~ ・事例検証 50代でのキャリアアップする転職の成功事例 ご本人発表


ヒーローズジャーニー


このヒーローズジャーニーは以前から知っていた言葉で、マーケティング活動において役に立つ考え方として知られています。特に映画や漫画など、物語を題材にしたものはほぼこの考え方を踏襲しており、ヒットする作品は間違いなくこのストーリー通りに展開しているというものでした。


これは神話学者ジョゼフ・キャンベルが見出したもので、ほとんどの神話は、日常の世界から、非日常の世界を通過することによって、主人公が成長し、日常の世界に戻ってくるというストーリーで構成されているとしたものです。


映画で考えてみます。例えば、ロッキーやスターウォーズ、ベストキッドやロードオブザリング、風の谷のナウシカやエースをねらえなどはこれに当てはまります。

まず、平凡な日常があり、変わりたい自分がいる一方、変わりたくない自分が共存し、結局そのまま日常が流れている、というのが物語の冒頭です。その後、賢者との出会いがあります。これが主人公のメンターとなり、ヒーローになるための冒険がスタートしていきます。

しかし冒険は厳しく困難を極めるものです。主人公はくじけそうになり、冒険を止めようと何度も考えますが、その都度メンターによる励ましにより苦難を乗り越え成長していきます。最終的に目標とする宝を得ることができ、新しい日常へと戻ってくる、という流れです。


これは転職活動と全く同じだと思いました。特にキャリアアップする転職は、変わりたい自分と変われない自分の平凡な日常との戦いであると思うのです。

多くの人は変われない自分に勝てず、飲み会などでストレスを発散し、会社や上司の悪口を言い、そこで終わっている。しかし真の問題点は解決しないので、ずっとモヤモヤしているのです。このモヤモヤ状態で急に転職しなければいけない状況が、自責他責により起こったとき、この人は間違いなくキャリアダウンする転職をし、失敗しているのです。


このモヤモヤした人が、平凡な日常から脱するためには、師となるメンターとの出会いが大切なのです。この話をまとめているとき、キャリアホライズンの活動意義がここにある、と改めて実感することができました。私の役割が明確に見えてきた瞬間でもありました。


事例検証 50代でのキャリアアップする転職の成功事例 ご本人発表


今回は、キャリアホライズンの会員で、見事転職に成功された方より、今回の転職活動について発表いただきました。


私と出会ったのは1年ほど前で、第一印象も大変良い、とてもパワフルな女性という印象を持っていました。しかし一方で、50代ともなると、ご本人が望む案件が早々あるものでもありません。そのときは、いくつか案件を応募されましたが、ただ該当しそうな案件に応募する、という作戦を取るのみでした。


しかし、ここで諦めることをされず、機会があればまずやってみる、という積極的な姿勢を持ち続けたことが成功要因であったと思います。それを繰り返すことで、自分自身の強みを改めて知ることができ、短い言葉でアピールするテクニックなども身に着けることが出来ました。


シニア層は語ることが多くて話の焦点がぼけてしまい、結局相手を見ず長く話してしまい、落選することが多くあります。この方も初めの頃はそうだったようです。

また、企業研究を疎かにしてしまい、自分なら問題なく面接は受かるだろうという慢心もあったとおっしゃっていました。


自分の経験・歴史は、自分のみのものです。それを知ってもらうためには、伝える力が必要になってくるのです。受け身な姿勢でなく、しっかりとした準備、自分を知ってもらうための努力、その点が段々と見えてきたところから、勝ちゲームへと変化していきました。

中途採用は問題点を持っている企業と、それを解決できる候補者とのディスカッションであると仮定すると、面接が会議のような形になることが理想となります。シニア層の面接は、部長以上の面接官が出てきます。その人たちに負けずに対等に対峙するためには、自分の土俵に相手を持っていくことが求められます。


この人を採用すれば、どのようなメリットが得られるであろう、という方向に持っていけば、30代のライバルにも勝つことができるのです。今回は、そのような気持ちの推移、葛藤など非日常で起こっているストレスを乗り越え、宝を持ち帰るという、まさにヒーローズジャーニーを実現することができたのでした。


私も場面場面でメンターとしてサポートいたしました。今回は複数社応募されており、当社からの推薦はありませんでしたが、キャリアホライズンの会員へのサポートとして対応いたしました。まさにこれが私が求めていた成果でした。


これから、40代以上のシニア層が新たなキャリア形成について深く考える時代になっていくのですが、自薦他薦応募において、メンターの存在はとても重要だと確信しています。



次回のキャリアアップ研究会は3月25日(土)10時半~12時半です!

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