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転職活動奮闘記 ある40代前半男性のケース

最終更新: 2019年6月17日


こちらはある候補者より無事転職が終わったということでご報告をいただいたものです。その方は年齢40代前半、前職は大手企業のグループ会社で責任者をされていた方でした。マネジメント力もあり、ヒューマンスキルの高い方でしたが、ただ一つだけ大きなミスを犯してしまったのです。それは、会社を退職してから、転職活動をされたということです

この方は、グループ会社の代表をされていたので、制約上、退職というケジメをつけなければいけなかった背景はありますが、これだけの方であっても、シニア層の転職活動は厳しい現実が待っているのです。

今回、ご好意によりこの方の転職活動や、そのとき感じた想いをキャリアホライズンのウェブ上でご案内させていただくことになりました。

是非ともご参考にしていただきたい内容です。


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お世話になっております。 先週ようやく就職先が決まり、明日から出勤します。

就職先は、設立10年程度で売上も順調に伸び、従業員は200名弱のまだまだベンチャー気質の残る会社です。


同社は、今後より成長していくためには、管理部門の強化が必要ということで、私はプレイングマネージャーとして、総務をメインに、おそらく人事も兼任ということになりそうです。上司になる40歳後半の管理部長はもともと財務出身で、一緒に管理部門を担ってくれる人を探していたそうで、ぴったりマッチしました。


このような環境ですので、今回の転職には、現時点では納得しております

転職活動は非常に厳しいもので、最終的には 転職活動は4ヵ月半におよびましたが、最後の2週間くらいは運を引き寄せ、同じ日に2社から内定を受け、他にも実質最終面接のスケジュール調整する状態になりました。

転職活動2ヵ月経過した頃はドン底に落ち、そのときに、小林様の執筆した本を読み、(成功する転職「5%」の法則──プロが教える転職の「真実」)また小林様と話したことを思いだし、自分なりに転職活動というものを、エージェント、企業、求職者の三社の目線から改めて分析し直して、再度戦略を練り直しました。

無事に転職できたことは、小林様との出会いや本によるところが大きく、改めて御礼申し上げます。


今回の経験はとても厳しいものでしたが、将来に備えて、私自身の転職活動振り返ったメモを作りました。お世話になった小林様に少しでもご恩返しを致したく、恥ずかしながら振り返りメモを以下添付させて頂きました。ご参考になれば幸いです。

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4ヶ月半の転職活動振り返る


前提


離職後に転職活動を開始自身のキャリアと希望条件から、幹部または幹部候補レベルの求人が目標子会社の社長経験あり


紹介会社に対する所感


<大手の紹介会社の印象>

求人数が多い新卒採用も行っているため、比較的年齢の若い社員が多いコンサルタントと営業が分離(分業型)コンサルタントが入力した情報をもとに営業がマッチングして応募意思を確認するスタイル求人数が多いことから生じる業務量が理由と思われるがコミュニケーションはメールが基本応募をたくさんすることがアクティブに映るため、継続して応募することで関係構築を図る他方、分業性、つまり人が介在するため、マッチングの精度は落ちる


メリット:求人数が多いため、たくさんの求人情報にリーチできる

デメリット:落選が想定されようとも応募を継続せねばならないので、落選という事実が積み重なることで精神的にしんどい


結論

大手の紹介会社は、35歳までの転職には強いと感じる。離職中の場合は、たくさん案件を紹介してくれるので、付き合うべきと感じる。一方、マッチングにおいて精度が低いため、応募後の落選を折り込む覚悟が必要。


<小規模の紹介会社の印象>

求人数は大手と比べて少ないコンサルタントと営業は同一の両面型であることが多く、そのためマッチングの精度は高い。コンサルタントが40歳以上の人生経験豊富な人の場合は、求人票に記載の無い企業情報も加味して、求職者が希望しても実質的にマッチングしていないことを表明することもある。豊富な人生経験ゆえに、離職理由や心理状態についての理解・共感レベルか高い。


結論

ミドル層以上は、小規模会社のほうがマッチング精度が高いため、たとえ落選しても理由がわかるので納得感がある。ただし、現職であれば余裕があるので良いかもしれないが、離職中の場合はマッチする案件がないとコンタクトが途切れるので、大手との併用が必要。


総括

小規模、大規模の紹介会社のメリットとデメリットを認識した上で付き合うこと。これはあくまでも紹介会社傾向値である。規模に関わらず、優秀なコンサルタントはいるので、そういう人との出会いを大切にすることが何より一番大事。40 歳以上の社会人経験があるコンサルタントは、仕事内容だけでなく、退職理由や生活状況など、共感してくれるケースが多い。そのため、私の置かれている状況の理解度は高い。一方、若いコンサルタントは人生経験が不足しているので、求職者の事情を丁寧に教え、少しでも理解してもらう努力が必要。


求人企業の観点


職務経歴書

子会社の社長経験は、部下として使いにくい印象を与える場合があった。面接で話せば理解いただけるが、書類選考の壁はとても厚い印象であった。自分の良さを伝えることは難しいと改めて思い知る。

そこで、書面審査合格のため、求人企業の目線を意識し、自身のキャリアを再度棚卸しする。すべて伝えようとすると分量も多くなるので、取捨選択で省略することにも勇気を持ち、人事・総務・法務・経営など、それぞれの領域の分量を大胆に調節する。


面接

企業が採用したいと思える人間でなければならないという基本に立ち返る。自分が求められているものは何か、を熟慮した結果、一緒に会社を支えてくれるスキルと人格があるかどうか、と結論付ける。

そのため以下のことを意識する


人格面:目の輝き、声の張りは基本。これは、日々の生き方=精神状態が出るので、転職活動中の生活は律しなければならない。


スキル面:面接の中で、この人と仕事をするとどうなるか?というリアルなイメージを双方で共有できる状態に持ち込むことを心掛ける。

面接の中で、企業側から同社の課題を引き出し、自身のキャリアの具体例という根拠を示しながら自分ならこうするという意見を述べる、会話やディスカッションをし、双方で課題を共有する。

そのためには、会社のことを徹底的に調査し、求人の「業務」の範疇のみならず、企業の「ビジネスそのもの」についても同社の社長または社員になりきるくらいまで頭の中でロープレを試みる。

このようなロジックであれば、自分の良さはアピールできる。あとは相性、組織、文化など、自身でコントロール不可能な領域での判断となるので、例え結果が伴わなくても素直に受け入れられる心理状態が形成される。なぜ落ちたかわからないと人格否定と感じてしまうが、そうでなく、縁がなかったのだと思うだけで済む。



自分自身について振り返る


これは今回の転職活動においての気づいた反省点を踏まえた自己分析である。


離職後の転職活動はなるべく避けるべきであった。

転職できないと、家庭も人生も崩壊する可能性があること、そしてこの思い・感覚は、時間の経過とともに加速度的に増幅され、非常にリアルになり、不安感や焦燥感は半端ない状態になる


精神の安定度合いは異常事態となる。

この心理状態は非日常であって、現職中の通常の思考回路を維持することは極めて困難であった。つまり精神的に追い詰められた、「異常事態」である。ここが本当に苦しかった。


協力者の必要性

紹介会社・コンサルタントの協力を得なければ、転職活動はとても厳しいことが改めてわかる。過去のキャリアからくる自信やプライドは脇において、協力各社の話を謙虚に受け入れること、時には馬鹿正直になりきるくらいの割り切りも必要であることが大切である。


他責にしないこと

企業へ応募するか否か、面接での話す内容などのアドバイスに従うか否かは、自分で決めること。コンサルタントも特徴があり、ただ単に案件を紹介してくるところもあるが、その判断は全て自己の意思決定であり、その結果に対する責任は全て自分が負うこと。コンサルタントの言うがままに応募することは止める。また悪い結果になったとしても自分の判断したことと考え、他人を責めてはいけない。他責の人間に堕ちることは、自身の生き方の否定につながる。


誰の人生が大切かを意識する

自分の人生なので、誰も最後までは助けてくれないと考える。紹介会社は、ビジネスでサポートをしてくれているだけで、当然他人の人生まで責任を負わないし負えない。その当たり前のことを忘れてはいけない。


自分の必要な情報は得る努力をする

頼りすぎてはいけないが、コンサルタントにわからないことは遠慮なく聞くべき。それが甘えではいけないが、全く頼らないということもいけない。エージェントも仕事としてやっているので、成約することを目的とするなら、今自分が何に困っているかを伝えることが双方の利益となる。時にビジネスを超えて、人間としての触れ合いの部分が得られるが、それは人生においても大変貴重な経験でもある。


運命共同体という意識

家族は運命共同体である。そのため、情報と心理状態の共有はできるだけ行う。そこは格好悪くても、気持ちがしんどくても、逃げてはいけない。


安定した印象を与える

面接時に、目の輝き、声の張り、モチベーションを保たないとうまくいかない。そのため、日々の生活の中で現職時と同じ状態を作り続けること。具体的には、自身のビジネス上での強みである、常に学び、行動し、人に学び、人を巻き込み、結果を出すというスタンスを転職活動中の生活の中でも同様に継続すること。


<まとめ>

自分一人での努力だけでは結果を出せなかったと思う。たくさんの企業、紹介会社そしてコンサルタントと出会いがあり、交流し、一人のビジネスマンとして刺激を受けることができた。

時には不安感から苛立つこともあったが、結果、全て良い経験・糧となったと考え、新天地で頑張れる心理状態となった。厳しい戦いで得られた精神面での成長は大きいものとなった。出会った全ての人に感謝し、今後の成長に活かしたい。



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