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あるスーパーサラリーマンの話


こんにちは、あなたのキャリアアップする転職をサポートする、人材コンサルタントの小林です。


人には向き不向きというものが必ずありますが、私はサラリーマンには不向きだったと思います。ただ、起業家の中には、サラリーマン向きな人も多くいるように思います。


そのような人たちの考えや行動についてちょっと書きたいと思いました。


サラリーマン向きな人①〜起業が夢だったという人〜

起業は夢でするものではありません、目的を持ってするものだと思います。起業は要件を整えて申請すれば誰でもできます。いつでも社長になれるのです。


でも多くの人がそれをやらないのは、起業の目的が見いだせないからだと思います。会社が嫌だ、とサラリーマンであれば誰もが思うことで、自分のやりたいことを実現するには、社長になるしか無いな、とアドバイスを受けることも多いと思います。でも皆それをしないのは、「起業して何をするのか?」というそもそも論に行き着くからです。


「まあ、上司は糞だけど、仕方がないか」と思いとどまるのです。


それでも振り切って起業する人はいますが、そのときは夢だったとは言わないはずです。夢だったという人は、現実を考慮せず勢いで踏み切っているように思います。そして起業後、ほぼ100%後悔しています。


サラリーマン向きな人②〜努力すれば必ず報われると思っている人〜

努力することは当たり前です。仕事をしてその対価として給与を貰っているのですからね。ただ、不本意な評価などに不満を持つ人が多いのも事実でしょう。間抜けな上司のせいで、自分が正当に評価されていない、本来はもっと大きい仕事ができるのにと考え、じゃあ、独立するか、という人です。


この会社では努力が報われないなら、独立して好きなことをしたいと思いますが、その努力が報われるのは、起業後でもやはりなかなか難しいのです。


サラリーマンであれば上司の悪口を言って、不遇な自分を嘆いても、給与は支払われます。ですが、独立して努力が報われないと嘆いても、お金は自動で入ってきません。お金が無くなってしまえば、努力もクソもないのです。


起業してフルコミッションで仕事をするということは、ときに無償で仕事を引き受けなければいけないこともあります。サラリーマンは無償で仕事をしている実感は無いと思いますが、起業するとほぼ日常でそういう場面に出会います。

選択の余地はありますが、努力が報われることを期待できないこともまた多いのです。


リオネル・メッシが言った言葉があります。

「努力が報われないことを嘆いてはいけない。報われるまで努力をするんだ」


サラリーマン向きな人③〜資格を取れば何とかなると思っている人〜

資格は手段であって目的ではありません。私は法務人材を取り扱っているため、弁護士資格はスペックとして大きい要素となっています。ただ、弁護士資格を持っていても仕事ができない人もたくさん見てきました。稼げない人も多く出会ってきました。せっかく取得した資格をどう活かすか?それをあまり考えていないというのが共通しています。


私はキャリアコンサルタントの資格を取りましたが、これほど弱い国家資格は無いと思うくらいです。1円も稼げていないキャリアコンサルタントが50%以上で、稼げていても食べていける額ではありません。しかし、取得後、資格維持のために馬鹿げた研修を山程受けなければならず、これは研修業者救済の資格ではないかと思うくらいです。


ただ、私は人材コンサルタントとして活動しているので、結果として、知識と考え方については学ぶことが多かったですし、それをセミナーや研修、コンサルティングに活かすことができています。


要は、資格はどう活かすかを考えて取得しなければ全く意味が無いということです。サラリーマン向きな人は、資格取得の努力が評価されると思っています。そのような資格マニアは組織にいてこそ輝く存在だと思います。

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